2025/11/28 お知らせ
“日常を守る”サポート
【生活支援の記録】
“日常を守る”サポート
透析をしながら自宅で生活を続けているTさん。
ご家族が普段から身の回りのお世話を献身的にされているものの、介護は365日続く大きな負担でもあります。
そこで、私たち「ぴーすくら」は、週に3回、Tさんのご自宅に伺い、生活支援として日常のサポートを行っています。
今回は、そんなTさん宅での支援の様子を少しご紹介いたします。
■ 透析と向き合う日々を、少しでも心地よく
Tさんは長年、透析治療を続けており、通院はもちろん、体力面でも負担の大きい生活が続いています。
その中でも「自宅でいつもの生活を続けたい」という強い思いがあり、ご家族もそれを全力で支えています。しかし、通院後の疲労などで毎日の家事や食事の準備など、手が回らない部分もどうしても出てきてしまいます。
私たちが入るのは、そんな「ちょっと助けがほしい部分」を補うためです。
■ ぴーすくらの生活支援で行っていること
① 洗濯のお手伝い
透析後は疲れが出やすく、体を動かすのも一苦労。
洗濯物を干したり畳んだりする動作も負担が大きく、私たちが代わりに行います。
「今日も助かるよ」
そうTさんが笑ってくださるのが、私たちの励みです。
② お部屋や水回りのお掃除
清潔な環境は、感染症予防や心身の安定にもつながります。
Tさんの体調を見ながら、
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お部屋の掃除機がけ
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トイレ・洗面所まわりの清掃
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ゴミ出し
など必要な生活範囲を整えていきます。

ご家族からは、
「助かっている。きれいな部屋だと気持ちも違うんですよね」
とお声をいただいています。
③ 食事の準備・見守り
透析を行っている方は、
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塩分
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水分
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たんぱく質
など食事のコントロールがとても大切。
Tさんの食事はご家族と連携し、
無理のない範囲で温めや盛り付け、食事中の見守りを行っています。
食事は「生きる力」。
疲れていても、少しでも美味しく食べられるようにサポートします。
④ 会話と見守りの時間
家事のお手伝いだけではなく、Tさんが安心して過ごせるよう、
体調の確認やちょっとした会話も大切な時間です。

「今日は調子いいよ」
「昨日のテレビ面白かったよ」
そんなやりとりが、Tさんの笑顔につながっています。
■ 家族だけでは抱えきれない“日常”を一緒に支える
ご家族は Tさんを本当に大切にされていて、献身的に介護を続けています。
ただ、どんなに頑張っていても、家族だけで365日を支えるのは大きな負担です。
「ぴーすくら」は、そんなご家族の息抜きにもなれるよう、
Tさんの「自宅で生きる」という願いを一緒に守っていく存在でありたいと思っています。
■ 最後に
介護は「誰かが全部やる」のではなく、
家族・医療・介護・地域が少しずつ支え合うことで続けていけるものです。
Tさんが今日も安心して透析に向かい、
ご家族が少し肩の力を抜けるよう、これからも生活に寄り添った支援を続けてまいります。
